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CARMEL Appellation Cabernet Sauvignon 2016 יקב כרמל



ワイナリーについて

カルメル・ワイナリーは近代イスラエルではもっと古い伝統あるワイナリーです。

138年の歴史を誇り、世界最大のコーシェル*¹ワイン製造メーカー。

日本ではカーメルと表記される場合もありますが、ヘブライ語ではカルメルと発音します。


*¹コーシェルとはユダヤ教の戒律で規定された適合ルールです。(カシェルートとも言う)

特に厳格な食事規定が有名で、一般的に知られているのは「肉製品と乳製品を一緒に食べていはいけない」というものです。ワインもコーシェル認定である為には、当然製造法もコーシェルのルールに従う必要があります。


このワイナリーがあるのが小高い山にあるズィフロン・ヤコブ。

ズィフロンはイスラエル北部ハイファそばにあり、ここから眺める地中海は最高です。

人口2万3千人、1882年にルーマニアから帰還したユダヤ人達が建国前に作った町。

現在は高級住宅街があり、観光客や地元の人がやって来る名所にもなっています。

自分はイスラエルに来た当初ズィフロンのそばにあるマーガン・ミハエルというキブツ*²に居たことがあります。車なら10分なのに歩くと50分は掛かる位置関係。

真夜中、ズィフロンから歩いてマーガンに帰った時「こんなに遠いのかよ」と思い知らされたことが懐かしいです。


CARMELは有名なフランスボルドーの’’シャトー・ラフィット’’のオーナー、エドモンド・ド・ロスチャイルドが立ち上げたワイナリーとして有名なんです。

ユダヤ人であるエドモンド男爵はイスラエル建国前に私財を投じ、資金はもちろん多くのパレスチナの土地を購入しユダヤ機関に提供していました。


CARMELの始まりは1889年、テルアビブの南の町リション・レツィオン(Rishon Lezion)に作られました。

遡って1882年、ヨーロッパから帰還してきたユダヤ人はリション・レツィオンの開拓にも振り分けられました。

穀物を栽培するも失敗。他の農業も試みるが上手くいかなかったそうです。

ブドウ栽培に成功しますが、食用としての需要はさほど無く、それらをワイン製造用として方向転換。

エドモンド・ド・ロスチャイルド卿に協力を仰ぎ、ワイナリー建設や製造ノウハウ、ボトル工場などすべてに渡ってサポートを受けたのが始まりでした。

最初のワイナリーはこうして1890年リション・レツィオンに完成。

同年にズィフロン・ヤコブのワイナリーも開業することになります。


1896年頃からコーシェルワインとしてポーランドやロシアに輸出を開始し。

その後次々と世界各国に販売支店を開き、ユダヤ教教師ラビに紹介販売もして世界に広まっります。

同ワイナリーは公式に設立が1882年となっていますが、1896年の展示会で設立年度の古さを誇示するために、上述した1890年創設より8年早い1882年と言ってしまったそうです(笑)

しかし実力は徐々に認められ、CARMELリション・レツィオンワインは1900年パリ万国博覧会で金メダルを獲得するに至る。


CARMEL Wineryと言うと現在はズィフロン・ヤコブが本拠地となっています。

イスラエル全土で3,472エーカーの葡萄園があり、老舗ワイナリーとしてイスラエルワインを牽引し続けています。

フラッグシップはLimited Edtionで量産ながら安定した質の良いワインを提供しています。


年間約30,000トンのブドウを処理し、世界40ヶ国に輸出、イスラエル国のワインとスピリッツの輸出の70%を占めているそうです。

傘下にYatir WineryとKayoumi Wineryもあり、こちらはまた紹介します。


ワイン詳細

ワイン名:CARMEL Appellation Cabernet Sauvignon 2016 、Appellationシリーズ

葡萄種:Cabernet Sauvignon

ブレンド比率:Cabernet Sauvignon 90%, Cabernet Franc, Petit Verdot

ブドウ産地:Upper Galilee

生産年:2016

使用樽:フレンチオークバレル

熟成期間:12ヶ月間、フィルター処理後、12カ月瓶内熟成

醸成法:皮と共に発酵、浸漬、無濾過で処理

コルク:

飲み頃温度:℃

容量:750ml

ABV:14.5%

Acidity:gr/ltr

PH:

値段:56 シェケル(2本で100シェケルセール)

その他:コーシェル、

※2009年物が2013年100シェケル以下カベルネ・ソヴィニヨン部門金賞受賞



私評

カベルネ・ソヴィニヨンが90%でバランスにカベルネ・フランとプティ・ヴェルドが僅かに入っている。量産ワインになのに立派な味わいがするのは流石カルメル。甘めのアロマ、しっかりしたボデイ。ただ重い感じを残さないのど越し。色味は濃い紫色。サラサラしたテクスチャ。タンニンもバランスよく酸味も程よい。

自分好みで、程よい丸さを演出してる。

初日はカマンベールと飲んだが甘さが更に引き出される感じでした。翌日はマンチェゴと同伴、キリっとした味わいに。注いでから20分くらい置くと更になじむ感じなのでお勧め。

納得のコストパフォーマンスで、晩酌に良いでしょう。

ちょっとした日本のお土産にも文句ですよ。


ラベルデザイン

右上が最新のロゴ。リニューアルされたロゴは金色を使い高級感を出しています。モチーフは初代ロゴを周到し二人の人物がブドウの房を担いでます。この絵柄はイスラエル観光省も採用しています。由来は旧約聖書の申命記に出てくる故事で、大きなブドウの房を見つけ担いで運んだそうです。

新ロゴはイメージとワイナリー名を分離させたのは良い判断だと思います。絵柄が大きく分かりやすくなりました。

前述したようにsince1882を入れ、老舗感を強調してます(笑)

下のロゴが古い物で、たぶん1990年代まで使っていました。

Appellationシリーズは5種類リリース。

金色の動物があしらわれラクダ、ダチョウ、フクロウ、キツネ

クジャクと聖書に出てくるキャラクターを使っています。

Cabernet Sauvignonはダチョウです。



ワイナリー情報

ワイナリー名:Carmel Winery

設立:1882年

地域:Mount Carmel region

位置:Zikhron Ya'akov (ハイファそば)

年間生産量:2500万本

Kosher:〇

ビジターセンター:あり/要予約

https://carmelwines.co.il/


ワイナリーのフレーズ

ワインは、主にアッパーガリーリーの特別に選ばれたブドウ畑で栽培されたカベルネソーヴィニヨンのブドウから生産されます。 フレンチオーク樽で12か月熟成させた、濃い紫色で、ブラックベリー、カシス、ユーカリの香りがします。 長くバランスの取れた仕上がりのフルボディ。


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